産後膝胃の痛みが突然現れるのは何故?

出産後赤ちゃんのお世話を始めてから急に膝が痛くなり悩まされているというお母さんも少なくありません。


なぜ産後急に膝が痛みやすくなってしまうのか、赤ちゃんのお世話など様々なことに支障がでるので、原因や対処法などについて知っておくと役立ちます。



産後の膝の痛みは突然現れることが多いのですが、実際は突然起こるのではないのです。


妊娠中の体重増加に伴い膝に大きな負担がかかって炎症が発生していても、妊娠中は炎症を押さえるホルモンが多量に分泌されていることから痛みに気づかないのです。


しかし産後にホルモンバランスが変化することで、その痛みが表面化することになるのです。
その為に、多くのお母さんは膝関節の老化と捉えるようですが、痛みの原因はそれだけではないのです。

 



その他の痛みの原因としては産後の筋力低下があって、膝関節の柔軟性が低下して膝関節周囲の筋力が低下することで痛みを生じるのです。


また出産による骨盤の歪みにより痛みが生じてしまうとも考えられることです。


それから赤ちゃんに母乳を与えることでお母さんがカルシウム不足になって膝関節の軟骨が弱くなり痛みが発生してしまうこともあります。


あと赤ちゃんのお世話で今までと違い座ったり立ったりという動作が多くなることや、赤ちゃんを抱っこしたままで動作することで、膝関節に過度な負荷がかかることも痛みを生じる原因になるのです。

 

 


このような原因で発生する痛みですが悪化させないためには、日常生活を変えることが必要になります。


布団ではなくてベッドに・外出先でも洋式トイレを利用する・拭き掃除は雑巾ではなくワイパーなどを利用する・お風呂では椅子に座り体を洗う・テーブルや椅子を利用するなどです。


つまり、基本的に「和」から「洋」の生活に変化させることです。
その他にも、横座りや足を組むなどの姿勢は膝に負担をかけるので、正しい姿勢を心がけて生活することも大切です。


また、カルシウムを積極的に摂取すると共に、カルシウムの吸収を促進させるビタミンDを摂取することも大事です。

 

 


ただ基本的には膝が痛い場合には、早めに整形外科を受診して適切な治療を受けることも大切です。


例えば、痛みを取り除く注射や痛み止めを処方してもらうことで、母乳育児の場合には授乳中でも服薬できる薬を処方してくれます。

 

また、熱がいつまでも下がらない・全身がだるくこわばる痛みがある・赤い発疹やあざができるなどと言った症状が、痛み以外にみられる場合は膠原病の可能性があります。
このような時はすぐにでも病院を受診すべきです。

 


こうした病院での治療以外にも、整体や整骨院で専門家による施術を受けるのも痛みの緩和や症状改善につながります。


特に膝関節の柔軟性が低下して膝関節周囲の筋力が低下することで痛みを生じる場合や骨盤の歪みにより痛みが生じる場合には、整体での施術が効果的なこともあります。


痛み以外の症状が発生していない場合には、整体での治療も考えみるのもひとつに方法です。